※羽毛布団には「本掛け」「合掛け」「肌掛け」の3種類があります。それぞれの選び方は「季節にあわせた羽毛布団の選び方」をご覧ください。
「ダウンパワー」とは、羽毛のふくらむ力を数値化したものです。
ふくらむ力が大きいと空気をたくさん抱えることができますので、ダウンパワーの数値が大きいほど軽くて暖かい羽毛布団になります。
このページでは、真冬でも暖かい羽毛布団を見分けるダウンパワーの目安と、寒い季節でも暖かく眠れるおすすめの羽毛布団をご紹介します。
目次
良質な羽毛はダウンパワーで判断する
羽毛布団の暖かさは羽毛の量ではなく空気の量で決まります。羽毛がふくらみやすいほど同じ量(重さ)でたくさんの空気を含むことができますので、より軽くて暖かい羽毛布団になります。
ダウンパワーは250dpから、最高級品になると440dp以上のものが販売されています。
日本羽毛製品協同組合(日羽協)が発行するゴールドラベルでは、下記のようにダウンパワーの品質基準が定められており、羽毛布団の品質を判断する際の一つの目安になります。
ニュー ゴールドラベル |
エクセル ゴールドラベル |
ロイヤル ゴールドラベル |
プレミアム ゴールドラベル |
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300dp以上 | 350dp以上 | 400dp以上 | 440dp以上 |
350dp以下の羽毛布団は保温力に不安が残るため、真冬でも暖かい羽毛布団を選ぶなら、ダウンパワーは400dp以上のものがおすすめです。
ダウンパワーが小さいと、保温力を補うため量をたくさん詰める必要があり、布団が重くなります。ダウンパワーが高いと羽毛がふくらんで布団の中の空気量が増えるため、軽くて暖かい羽毛布団になります。
羽毛試験成績書を公開しているメーカーだと安心
ただし、残念なことに品質表示に書いてあるダウンパワーの数値が信用できるかどうかは、布団を解体して羽毛を試験機関に出してみないことにはわかりません。
日羽協が過去に実施した抜き打ち調査で、17点のうち10点に不正が判明しました。ひどいものでは「グース」表示なのに実は「ダック100%」だったり、ダウン率95%の表示なのに実は72%しか入っていない、というような悪質な事例もありました。
このような偽装問題が起こるのは構造的な原因があり、品質表示が間違っているとは知らず悪意なく販売されているケースもあります。表示されているダウンパワーが高いのにあまりにも価格が安い場合は、羽毛試験成績書を確認できるとより安心です。
和雲スタンダードモデル | 和雲プレミアムモデル |
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品質表示 400dp | 品質表示 440dp |
和雲スタンダードモデルを見る | 和雲プレミアムモデルを見る |
「同じダウンパワー」=「同じ暖かさ」ではないことに注意
ダウンパワーは低いより高い方が良いことは間違いないのですが、ダウンパワーは羽毛布団の品質を決めるたくさんある要素の一つに過ぎません。ダウンパワーが同じだから同じ暖かさの羽毛布団ではない、ということに注意が必要です。
例えば羽毛の宝石と呼ばれる「アイダーダウン」は、羽毛試験に出すと非常に低いダウンパワーが出ますが、別格の保温性を誇ります。それはアイダーの特殊な羽毛形状でしっかりとした空気層をつくるためで、ここでもポイントになるのは「空気」です。
ダウンパワーの高い羽毛を詰めすぎると、羽毛がギュウギュウに押し合って空気層をつくることができません。そのため、ダウンパワーに合った充填量になっているかも大切なポイントです。
ダウンの暖かさを最大限に引き出す、真冬におすすめの羽毛布団
良質なダウンの暖かさを最大限に引き出すには、軽くて通気性の良い生地が必要です。
「キルティング加工の違い」によっても、暖かさに差が生まれます。
マイナス10℃でも一枚で暖かい
室温をマイナス10℃に保った特殊な環境室で、一般的な羽毛布団と和雲のプレミアムモデル冬用(本掛け布団)を掛けた5分後の体の表面温度を赤外線サーモグラフィ装置で撮影しました。
- 一般的な羽毛布団(330dp/羽毛量1.0kg/立体キルト)
- 和雲の羽毛布団(440dp/羽毛量1.0kg/斜めキルト)
縫い目から冷気が入りやすい立体キルトと比べ、和雲の斜めキルトは縫い目が斜めになっていることで熱が逃げづらく、マイナス10℃の過酷な環境下で実験前よりも赤い部分が増え、体が暖まっていることがわかります。
「Down-Breathe®生地」と「斜めキルト」の組み合わせで真冬でも一枚で暖かく眠れる和雲の冬用羽毛布団。
冬の睡眠の質を良くしたいと思っている全ての方に、おすすめです。
純日本製羽毛掛け布団「和雲」プレミアムモデルを見る