※羽毛布団には「本掛け」「合掛け」「肌掛け」の3種類があります。それぞれの選び方は「季節にあわせた羽毛布団の選び方」をご覧ください。
「ダウン率」や「ダウンパワー」については知っていても、「清浄度」まで気にしたことがある方は少ないのではないでしょうか?
いかにキレイに洗浄できるかが、衛生面だけでなく、羽毛布団の性能の良し悪しに影響するポイント。それを数値で確認できるのが「清浄度」です。
清浄度には500mm、1000mm、2000mmの3つのランクがあります。それぞれの数値の意味と選び方についてご紹介します。
目次
清浄度500mm、1000mm、2000mmの違い
羽毛布団の清浄度とは、「羽毛がどれだけ綺麗に洗浄されているか」を表す、JIS規格で定められた数値のことです。洗浄度とも呼ばれます。
洗浄後の羽毛の汚れを溶かした水を透視度計に入れ、底の目印がどのくらいの深さまで見えるかを測ります。
清浄度試験では臭いの原因となるチリやホコリなどが多くないかを調べています。清浄度の数値が大きいほど臭いが少なく清潔だといえます。
業界基準は500mm
清浄度において世界一厳しいとされる日本の品質規格において、JIS規格では清浄度500mm以上を求めています。
羽毛布団メーカーの多くが加入する日本羽毛製品協同組合でも、清浄度500mm以上の羽毛にのみ、ゴールドラベルを発行しています。
ニュー ゴールドラベル |
エクセル ゴールドラベル |
ロイヤル ゴールドラベル |
プレミアム ゴールドラベル |
---|---|---|---|
500mm以上 | 500mm以上 | 500mm以上 | 500mm以上 |
ゴールドラベルは4つのランクに分かれていますが、全てのラベルで500mm以上という基準です。
多くの羽毛布団は清浄度を表示していませんので、ゴールドラベルが付いていれば、少なくとも最低基準はクリアしていると言えそうです。
ただし、清浄度500mmでも開封してしばらくは臭ったという声もよく聞きます。
清浄度500mmは最低ラインと考えよう
臭いが気になる方は1000mm以上を
業界基準が500mmであることから、洗浄に力を入れている高級羽毛布団の中には「清浄度1000mm、業界基準の2倍」を謳う商品もあります。
清浄度が1000mmあれば、臭うことはまずないでしょう。臭いが気になる方は、清浄度1000mm以上の羽毛布団を選んでください。
臭いが気になる方は清浄度1000mm以上を選ぶ
最高レベルの清浄度2000mm
和雲の羽毛布団は、日本羽毛製品協同組合の基準よりも4倍厳しい清浄度2000mmの数値を定めています。
JIS基準 | 高級羽毛布団 | 和雲 |
---|---|---|
500mm以上 | 1000mm以上 | 2000mm以上 |
清浄度2000mmは日本で最高レベルです。それだけきれいに洗浄できる理由は、和雲の羽毛布団を洗う「水」にあります。
鉱物が含まれたミネラル水や水道水でいくら洗っても、石鹸成分とミネラルがくっついて石鹸カスになってしまうため、羽毛の汚れが完全に取れることはありません。
目に見えない細かな汚れまで洗い流すためには、鉱物(ミネラル)をほとんど含まない「超軟水」で洗う必要があるのですが、この水は全国でもごく限られた場所にしか存在しません。
こちらの記事で和雲の羽毛布団を洗う水についてご紹介しています。ご興味ある方はご参照ください。
清浄度2000mmは日本最高レベルのきれいな羽毛
羽毛布団の購入時には必ず清浄度の確認を
清浄度の数字が大きいほど臭いが少なくて清潔です。
どの販売サイトでも羽毛が丁寧に洗浄されていることを謳うものですが、最終的には「清浄度」の数値をみて判断することが大切です。
羽毛の清潔さを測る指標としては他に「酸素係数」があります。酸素係数について詳しくはこちらをご覧ください。
清浄度が高く、酸素計数が低いほどきれいで臭いが少ない羽毛であることを意味しますが、それだけ丁寧に洗浄する場合は当然コストがかかります。
販売価格を抑えるために洗浄に必要な工程が省かれていても、清浄度や酸素計数を確認しない限りは消費者が気づくすべはありません。
健康をサポートするはずの羽毛布団が不衛生で健康を害する、ということは、あってはならないことです。
だからこそ、羽毛布団の購入時にはダウンの品質だけでなく、清浄度の数値を必ず確認するようにしてください。
和雲では、いつもの寝室といつものパジャマで羽毛布団を試すことができる、「スリープトライアル制度」をご用意しております。
赤ちゃんでも安心して利用できる羽毛布団を、是非お気軽にご体験ください。