5月から6月にかけての掛け布団、何を使えばいいのか悩みますよね。
さすがに冬用の羽毛布団では暑すぎるし、かといってタオルケットや毛布だけではまだまだ肌寒い季節です。
とくに6月は梅雨シーズンでジメジメします。寝冷えを防ぎながら、湿気をため込まないサラッとした布団で寝たい。
そんな時期におすすめなのが、「羽毛肌掛け布団(ダウンケット)」です。
「羽毛布団って冬に使うものじゃないの?」と思っていた方にこそ知って欲しい、暖かくなる時期に活躍する薄い羽毛布団の選び方についてご紹介します。
目次
梅雨の時期に羽毛肌掛け布団がピッタリな理由
肌掛け布団というのは、厚みが冬用布団の4分の1程度の薄い掛け布団のことです。夏掛け布団とも呼ばれます。
肌掛け布団の中わたには綿を使ったもの、化学繊維を使ったものなどたくさんの種類が販売されていますが、ジメジメして気温の定まらない梅雨から夏にかけての時期は、良質なダウンを使った羽毛の肌掛け布団(ダウンケット)がおすすめです。
「肌掛け布団」は暖かい時期に使う薄い掛け布団の総称。そのうち、布団の中わたに羽毛が使われている肌掛け布団のことを「ダウンケット」と呼びます。「ダウンケット」と「羽毛肌掛け布団」は同じ意味で使われます。
良質なダウンは、湿度が高くなれば閉じて空気を逃し、湿度が低くなれば開いて暖かい空気の層をつくるという性質を持っています。これにより、ちょうど良い暖かさや湿度を保ちやすくなります。
6月は朝方にかけて肌寒い日もありますので、寝冷えを防ぐ適度な保温性も大事です。
そんな時も「天然のエアコン」と言われる良質なダウンを使った羽毛肌掛け布団なら、ほど良い保温性がありながらも快適な寝床内環境を保ちやすくなるのです。
ジメジメして気温が安定しない梅雨の時期は、湿気を吸収・発散し、天然の温度調節機能をもつ羽毛肌掛け布団がおすすめ。
同じ6月でも地域によっては「合掛け」がちょうど良い場合も
暑がり寒がりの個人差はありますが、部屋の室温が16度を下回ると、冬用と夏用の中間ぐらいの厚みの「合掛け羽毛布団」の方がちょうど良い場合もあります。
地域毎に一応の目安を掲載していますので、参考にしてみてください。
肌掛け | 合掛け | |
---|---|---|
北海道 | 〇 | ◎ |
東北 (青森, 秋田, 岩手, 山形, 宮城, 福島) |
◎ | ○ |
関東 (栃木, 茨城, 群馬, 東京, 千葉, 埼玉, 神奈川) |
◎ | △ |
北陸・甲信越 (富山, 石川, 福井, 山梨, 長野, 新潟) |
◎ | △ |
東海 (静岡, 愛知, 岐阜, 三重) |
◎ | △ |
関西 (滋賀, 京都, 大阪, 兵庫, 奈良, 和歌山) |
◎ | △ |
中国 (鳥取, 島根, 岡山, 広島, 山口) |
◎ | △ |
四国 (香川, 愛媛, 徳島, 高知) |
◎ | △ |
九州 (福岡, 佐賀, 長崎, 熊本, 大分, 宮崎, 鹿児島) |
◎ | × |
沖縄 | ◎ | × |
生地はポリエステルではなく綿100%を選ぼう
どれだけ良質なダウンを使っても、ダウンを包む生地に湿気を吸収しない素材を使うと、ただでさえ部屋の湿度が高くなりがちな梅雨の時期は布団の中が蒸し風呂状態に。
寝ている間にいつの間にか布団を剥いでしまい、朝方寝冷えして目が覚める、というのもこの季節には起こりがち。睡眠の質を重視する場合は、ダウンを包む生地の素材にポリエステルが使われているものは避けましょう。
側生地は綿100%、できれば軽くて通気性の良い「超長綿」を使った側生地がおすすめです。
ちなみに、梅雨の時期で汗をかきやすいからと、ウォッシャブル対応の肌掛け布団を選ぶのは、あまりおすすめできません。
というのも、ウォッシャブル対応にするためには生地に通常よりも強いダウンプルーフ加工(生地のコーティング)をかける必要があり、湿気を通しづらくなることでかえって汗をかきやすくなる場合があるからです。
羽毛肌掛け布団の生地は綿100%、できれば軽くて通気性の良い超長綿を選ぶ。綿100%でもウォッシャブル対応は汗をかきやすくなる場合があるから注意。
肌掛け布団と相性の良いカバーも揃えるとGood
羽毛布団の生地が湿気を吸収して通気性の良い綿100%が良いのと同じで、肌に直接触れる掛け布団カバーの素材も睡眠の質には大切です。
羽毛肌掛け布団に使うカバーは、ダウンのふくらみを邪魔しない、軽くて通気性の良い素材のものを選びましょう。
伝統の和晒(わざらし)製法を使ったこちらのガーゼ掛けカバーは驚くほど軽く、肌触りもサラッと柔らか。洗濯後の乾きも早く、ご自宅で洗う機会の多い梅雨の時期から夏シーズンにむけて、ぴったりの羽毛肌掛け布団カバーです。
梅雨が明けても活躍する肌掛け羽毛布団
良質な羽毛肌掛け布団は梅雨や夏の時期だけでなく、5月から10月頃にかけて、1年のうちの半分ぐらいは使える優れものです。
夏だけでなく、少し肌寒いかな?と感じる春秋シーズンでも暖かく感じるのは、羽毛布団に備わる天然のエアコン性能のおかげ。ただし、ダウン量の少ない羽毛肌掛け布団だからこそ、ダウンの質がより大事になります。
ほど良い保温性と通気性を求めるなら、ダウンの質の指標であるダウンパワーは400dp以上、ダウン率は少なくても90%以上のものを選びましょう。
和雲でもダウンの呼吸を邪魔しないDown-Breathe®生地を使った、梅雨や夏の時期に快適な羽毛肌掛け布団を3種類ご用意しています。よろしければご検討ください。
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